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2006.08.02

マイスター

先日、友人(男前)に誘われてラーメンを食べにいこうという事になりました。
「どこまでいくの?」
という質問に、
「出町柳にうまい所があるんです。」
とのこと。
「遠っ!」
なんて言いつつ
ドライブついでにいってきました。
夜だったからか、思ったより遠く感じなかったなぁ。
 
東龍(トンリュウ)
http://www.tonryu.net/menyu.htm

 
僕は東龍そばとローバープンという名の台湾豚丼をいただきました。
僕が到着した頃には月曜日にも関わらずお店はにぎわっていたのでどうやら地元でも人気の様子。
 
東龍の場所というのも京大の近くに位置し、なんとあのガケ書房のすぐ近くなのでした。
行きたい行きたいと思って行かずじまいだったガケ。
 

 
ガ蹴書房に行った事のある人はご存知かもしれませんが、
店内にギターがおいてあります。
誰のギターなのかは知りませんが、壁には誰かのサインと日付も入っています。
店内を一人ウロウロしているとギターの音色。
ギターの場所まで戻ると強敵(とも)の姿。
 
そこの張り紙にも、もちろん
「気軽に弾いてください」なんて書いてあるのですが、
日本人特有の引っ込み思案気質丸出しの僕は弾きません。
だって弾けませんし。
 
あんな環境でおもむろに弾きだした彼の度胸というか何というか。
中学生くらいに男子が感じる「楽器ができたらモテる」っていう感覚を目覚まされたような気がした。
 
20060724202758.jpg
ガケと逆光の男前
 
前フリ長くしてみましたが、
ここでやっとマイスターのタイトルにたどり着くのです。
店内を色々見てると、7/15日号の「Pen」が目に入った。
 
Pen
http://www.fujisan.co.jp/Product/1220627/b/112637/
 
特集は『職人』
 
僕の仕事も職人の部類に入るであろう。
さっき食べたラーメンを作ってくれた人は。
おもむろにギター弾きだした友人もバンドを組んでいた。
ミュージシャンも職人であるのか。
 
記事を見ると「職人とは」とある。
 
僕は一口に「職人とは...」と語れないような気がした。
いきなり質問されたとしてもきっと答えに苦しむだろう。
まだ職人を悟ってはいけないような気もするし、答えは意外と自分の中にあるような気もする。
ひょっとしたら「ただの言葉」かもしれない。
答えが出ないから定年がないのか。
答えが出ないからいいのかもしれないな。
ドイツでは技術者は「マイスター」という国家資格を取得しなければならない。
技術者の地位は日本よりも高い。
あるミュージシャンは、日本ではまだまだ音楽だったり芸術に対しての評価が低いと言っていた。
 
記事の中には、職人はどこにいくのか?というテーマの内容もあり、その中で
「職人の現場ってゴッドハンドなんです。見惚れるほど正確な手の動きをもっていらっしゃる。」
と語っている。
しかし、
「だけど、結果としてできたモノが、現代の生活にフィットしていないように感じる。もちろん全部じゃないですよ。たくましくやっている人たちも多いですからね。」
とつづく。
 
NHKのプロフェッショナルという番組でも、京都の料亭の料理人の話があったのですが、その方は型にはまらない自由な発想でお客様をもてなすということが取り上げられていた。
例えば、事前に苦手な食べ物を聞くことができたのであれば、メニューが決まっていたとしても自由に変更するといったよう具合に。
しかし、そのなかでも1品だけ変わらないメニューというのも存在し、
「決して変わらないもの、変えてはいけないもの。というものがある。」 
と言っていた。
伝統である。
 
 
ある職人は、弟子にしてくれという人に対して、
「もう必要とされなくなってきている技術なので弟子はとらない」という返事を出していた。(結局はその方の熱意に負け、弟子という形をとらずに共作という形で技術を伝える事になったのだが)
 
既存のものを越える難しさ、あるいは守っていく難しさ。
 
僕の職人の道のりはまだまだ長そうです。

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