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2004.09.29

Individual 山下隆生 氏

人ごみをかき分け、街を闊歩するモデル達。

ファッションショーが街に飛び出した。
そんなVJに夢中になりかけた頃、古き良き時代とテクノロジーによって支えられているハイパーゴシックの世界観をコンセプトとしたbeauty:beastを立ち上げた 山下隆生 氏が語り始めた。

映像は1999年のコレクション。
"runble fish"と銘打たれたこのコレクション。巨匠フランシス・フォード・コッポラの映画"RUNBLE FISH"から引用。

街でコレクションをする!?
ファッションジャーナリストの中には、好意的でない意見も飛び交った。
セレクトされた地域は、東京"秋葉原"
いろいろな国の人が居て、異文化が混ざり、ファッションもコスプレを楽しむ人々など、入り乱れた何でもアリな街。
総勢20人のモデルをカップルに見立ててペアで指定したルートをそれぞれ縦横無尽にウォーキングする。
カメラマン、ジャーナリスト、ゲスト、見物人に通りすがりの人々達.....。
誰もが観客となりうる環境に。
新しく制作したファッションとしてメッセージを伝えられるのか?混ざり合い飲み込まれはしないのか?不安をかかえながら、コレクションはスタートしたと当時を振り返り山下 氏は語る。

大切にしているKey "シナリオ"
膨大な制作費を投じても心に響かないものは"シナリオ"の力が無い。
メッセージとして受け止めて欲しいモノは何なのか?
秋葉原という広いステージを10組のモデル、20のスタイルを見つけ出すのは苦労しただろう。
探す楽しみ、見つけたときの喜び、身近なファッションを感じて欲しかった。

大切にしているKey"コミニュケーションをとること"

香りなど五感を通じて人間を感じて、また自分自身も五感を通じて感じてもらっているもの。
理解する、理解できる。その先に何があるのだろうか?
自分は、今どこに立っているの?
自分らしさって一体なんなの?
自分は鏡。自分自身が人をつくって、自分自身をつくる為に人を理解する、したくなる。
キャッチ&キャッチ,キャッチボールがコミニュケーション。

服は夢の島のゴミの様だ 溢れ余る服の中からどうやって提案するのか?

クリエイターは、1つの服にあれこれとメッセージを詰め込んでしまう。
メッセージが多すぎて、ノイズ、デコレクティブしたのち、バラバラにして、自分の大切なメッセージを探し見つけ表現する。
全ての要素が重要となる。
ステキな自分を演出したい一日、疲れて、どうでも良い一日、どちらも服を身につけるが、自分に気持ちの悪い事はしない。
たとえば、嫌いな食べ物を拒否するのと同じで、すべてのものを受け入れるって事ではなく自分の気持ちを素直に、また自然に感情として発信している。
ヘア、アクセサリー、パンツ、ジャケット、インナーなど.......。
例えば、同じジャケットを色んな人が、羽織っても同じスタイルに見えない様に、その人らしい映り出し方をする。

それが、大切にしているkey "スタイル"

ちょっぴり丈が長い方が良い、袖の絞りがキツイなど、市場に出ている服では自分らしい"スタイル"を創る事ができない。
そういうゲストに対して僕自身が、これからも提案し続けてゆきたい。

クリエイターとしての皆さん。
自らを客観視しながら創り上げる、より多くの情報を入れてゆく事をやって欲しい。
情報を集めて、"付加価値"の共有するものを考える時、共感するものとは共通している様に思います。
最後の価値、行き着くところの価値は"時間"
実は価値あるものには"時間"が、すべてにおいて存在する。
充実している価値の高いもの、テクニックを楽しむ為ではなく、大切な時間をサポートできるかという部分。その時代がまさにやってきている様に思います。
Key-wordを主軸にしてパートナーとして働いていると意識を持ってみよう。
ファッションデザイナーとかヘアデザイナーとかの境目が無くなりライフスタイルのパートナーとしてテクニックを生かして相談相手としてサポートしてゆきましょう。


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1995年 開発されたデザインを日本ユーザーにへと還元する為、[beauty:beast Ltd.,]を設立。
2000年 デザインコミニュケーショングローバル化を考え、beauty:beast ブランドの国内での発表休止。
2002年 秋冬を境に独自のブランドbeauty:beastを再起動。

beauty:beastにおける洋服とは、自己の感情表現の場として物作りがスタートしているが、現在は洋服の意味合いが進化を遂げ、メッセージはしっかりとユーザーに受け入れられ繋がっていった。beauty:beastは、新たなコミニュケーションツールとして存在し、人と人の繋がりを生み出し続けている。

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